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ドッグフードの種類の詳しい概要と定期的に変えたほうがいいのかの話
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世界中で販売されているドッグフードの種類は数えきれないほどあります。
日本国内だけでも数百種類、外国産のものも合わせると数千、数万種類も販売されていますね。
しかし、全世界共通でいえることはドッグフードの種類というのは、ある程度限られているということです。
多くの飼い主さんが、もっとも食べさせているドッグフードはカリカリのドライフードだと思いますが、その他にも缶詰やスープ、ゼリー、ジャーキーなどの種類がありますよね。
この種類というのは、日本だけではなく、ペット愛護先進国といわれているイギリス、ドイツ、スウェーデンなどでも当然販売されており、愛犬の好みや目的に合わせて食べられています。
しかし、缶詰やスープ、ゼリー、ジャーキーなどざっくりとドッグフードの種類を知っていても、どんな目的があって、どういう成分構成になっているのかはわからない人が多いと思います。
そこで、ドッグフードにはどういう種類があるのか? 種類別のメリット、デメリット、またドッグフードの種類は定期的に変えたほうがよいのか? などを解説していきます。
ドッグフードにはどんな種類があるの?
まず、ドッグフードの種類というのは、大きく 2 種類にわけることができます。
ドッグフードの種類
- 目的別
- タイプ別
目的別というのは「総合栄養食」や「療法食」「間食(おやつ)」など、愛犬の健康状態や体質に合わせて与えるべきドッグフードの種類のことをいいます。
タイプ別は、簡単にいうと形状に違いがあるドッグフードのことをいい「ドライフード」「ソフトドライフード」「セミモイストフード」「ウェットフード」など、主に水分量の違いによって区分されている種類になります。
一般的には、総合栄養食のドライフードを与えている飼い主さんが多いと思いますし、元気で健康なワンちゃんなら基本的にはそれで問題ありません。
また、愛犬が体調不良や病気にかかったときは、獣医師さんの指示で療法食を食べさせる場合もあると思います。
この場合も、病気の治療の一環として療法食を食べさせるので、まったく問題ありません。
しかし、極論をいってしまうと、ワンちゃんの健康維持に役立つドッグフードというのは、総合栄養食だけであり、ほかの種類のドッグフードは食べさせなくてもいいんです(療法が必要な場合は別ですよ)。
一般社団法人ペットフード協会のサイトには、このように書かれています。
「総合栄養食」とは、ペットフードのうち、犬又は猫に毎日の主要な食事として給与することを目的とし、当該ペットフードと水だけで指定された成長段階における健康を維持できるような栄養素的にバランスのとれた製品
つまり、総合栄養食のドッグフードだけを与えていれば、ワンちゃんが生きていくために必要な栄養はすべて摂り入れることができるんです。
まぁ、飼い主さんからしてみればラクなことではありますが、ワンちゃんからすると総合栄養食だけというのはなんだか可哀そうな気がしてしまいますよね。
そこで、ワンちゃんを喜ばせるためだったり、しつけだったり、ご褒美としてあげる目的で販売されているのが、間食(おやつ)というものなんですね。
間食だけを食べさせても十分な栄養を摂ることはできませんが、基本的におやつというのは嗜好性が高いというメリットがあるので、ワンちゃんが喜ぶドッグフードのひとつです。
このように、ドッグフードだけでもいろいろな種類が存在していて、愛犬の好みや体調に合わせて食べさせることができるので、ドッグフード選びの幅が広がるというよさがありますね。
ドッグフードの種類の詳しい概要
ドッグフードの種類はどんなものがあるのかわかったと思いますが、次に詳しい概要を紹介していきます。
総合栄養食
総合栄養食に関しては上記でも少し触れましたが、基本的にコレと水さえ与えていれば、健康を維持するための栄養を摂り入れることができるバランスのよいドッグフードのことをいいます。
なぜここまで言い切れるのかというと、総合栄養食というのは、米国飼料検査官協会「AAFCO」が定めた栄養基準をクリアしているドッグフードしか謳うことができません。
AAFCOの栄養基準というのは、たんぱく質や脂質、ミネラルやビタミンなどの成分分析値が幼犬用、成犬用と細かく設定されていて、この成分値を満たすことで、ワンちゃんの栄養管理がしっかりできると世界水準で決められているんです。
つまり、総合栄養食の種類に当てはまるドッグフードを食べさせれば、愛犬に必要な栄養素が欠ける心配はないということなんですね。
療法食
療法食とは、犬の疾病や治療をおこなうために、栄養成分の含有量が調節されたドッグフードのことをいいます。
基本的には、獣医師さんの指導のもとで与えるものとなっていますね。
療法食の種類としては「腎臓サポート」「phサポート」「糖コントロール」「スキンサポート」「消化器サポート」「関節サポート」「肝臓サポート」などさまざまなものがあります。
市販で購入できる療法食としては「ロイヤルカナンシリーズ」が有名ですが、飼い主さんの判断だけで療法食を食べさせると、栄養が欠けてしまう可能性があるので、必ず獣医師さんの診察を受けるようにしましょう。
間食
間食は、いわゆるおやつ、スナックなど、ご褒美やしつけなどのときに与えるドッグフードのことをいいます。
上記で、間食だけでは十分な栄養を摂り入れることができないと書きましたが、実際間食のパッケージにも「主食で給与量を調整してください」という注意書きがされているフードもあります。
また、間食は原則として1日当たりのエネルギー量を 20 %以内に抑えなくてはならないという決まりがあるため、おやつだけを食べさせるのではなく、必ず総合栄養食も食べさせるようにしてください。
ただ、食いつきがよく、ワンちゃんの喜ぶ顔を見ることができるので、適度に与えるのは問題ありませんよ。
ドライフード
ドライフードというのは水分量が 10 %以下のフードのことを言います。
市場に出回っているドッグフードの中で 1 番商品数が多いですね。
メリットとしては、フードが乾燥されているので開封後でも保存期間が長く、価格帯も比較的安いということが挙げられます。
粒の形状も小さいものが多いので、子犬のときからでも食べさせることができ、歯に歯垢が付きにくいので、口臭予防にも役立ちますよ。
デメリットとしては、水分量が少ないことから食べさせるときには必ず水を一緒に与える必要があります。
ドライフードだけを与えていては、脱水症状になってしまうこともあるので、こまめに水分補給をしてあげて下さいね。
ソフトドライフード・セミモイストフード
ソフトドライフードとセミモイストフードは、水分量が 25~35 %程度のフードのことを言います。
ドライフードと同じように原材料を混ぜ合わせて作られており、小粒な形状になっていますが、手で押しつぶせる程度の柔らかさになっていますね。
ソフトドライとセミモイストの違いとしては、ソフトドライは加熱発砲をして膨らませているということですが、水分量に大きな違いはありません。
メリットは、ドライフードよりも水分が多いため水分補給も同時にできるということが挙げられます。
デメリットとしては、水分量を保つために防カビ剤や酸化防止剤が配合されていることです。
防カビ剤や酸化防止剤を配合することで、嗜好性が落ちてしまい、使用されている添加物によっては健康に悪影響を及ぼすことも考えられます。
ウェットフード
ウェットフードというのは、その名の通り水分量が多いフードのことを言いますが、約 75 %以上と半分以上含まれています。
一般的に、缶詰やパウチ商品がこのウェットフードにあたり、嗜好性が高いため、食い付きは抜群と言えるでしょう。
ただ、デメリットとして価格が高く内容量が少ないのでコスパが悪く、一度開封してしまうと日持ちしないという点が挙げられます。
このように、ドッグフードというのは種類ごとにいろいろな特徴をもっていますね。
生活環境やワンちゃんの体調に合わせて、ドッグフード種類を組み合わせることができるので、豊富なバリエーションで食べさせることができるというメリットがありますが「食いつきがいいから」「水分量が多いから」「価格が安いから」という安易な考えだけでドッグフードを与えていては、1 番重要な健康維持というところがおろそかになってしまう可能性もあるので、基本的には総合栄養食のドライフードを食べさせることが間違いないということを覚えておきましょう。
ドッグフードの種類は定期的に変えたほうがいいのか?
最後に、多くの飼い主さんが抱いている疑問にお答えしたいと思います。
それは、ドッグフードの種類は定期的に変えたほうがいいのか? ということです。
主に、普段食べさせているドライフードに限った疑問だとは思いますが、同じものをずっと食べさせていていいのか? それとも変えたほうがいいのか? というのは悩むところですよね。
結論からいうと、健康リスクを低減するためには、ドッグフードは定期的に変えたほうがいいでしょう。
1 番の理由としては、同じドッグフードを食べ続けていると、使われている原材料に対して耐性ができてしまい、アレルギーを発症するリスクが上がってしまいます。
また、単純に同じものをずっと食べていては、ワンちゃんだって飽きてしまいますよね。
お肉系 → お魚系 など、サイクルを考えて種類を変えるのがいいと思います。
ただ、急なフードの変化は、嘔吐や下痢の原因につながってしまいますので、少量から少しずつ慣れさせていくようにしましょう。
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