ロイヤルカナン
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ロイヤルカナンと言えば、総合栄養食から療法食まで幅広く扱っているペットフードメーカーで、犬種や年齢、ライフステージに合わせたドッグフードを豊富に取り揃えていることで知られていますね。
スーパーやホームセンター、ドラッグストアなどあらゆるお店でも販売されており、1 度は食べさせたことがあるという愛犬家も多いと思います。
「ダイエット」「アレルギーケア」「腎臓サポート」「関節サポート」「phコントロール」などの療法食も販売しているので、動物病院でも勧められることがあり、獣医師も認めるドッグフードとして有名ですよね。
ロイヤルカナンはフードの種類が多いことから、ピックアップして紹介するのが難しいですが、たくさんのワンちゃんに当てはまるように、全犬種対応の総合栄養食「ロイヤルカナン ミニ インドア アダルト」の特徴や原材料、安全性などを紹介していきます。
ロイヤルカナンドッグフードの特徴
ロイヤルカナンの 1 番の特徴は「健康的な消化」と「良質な便の状態を維持」するために「超高消化性タンパク（LIP）」というものを配合しているところです。
超高消化性タンパクとは、犬の体内での消化率がなんと 90 ％以上を誇っている非常に吸収力に優れたたんぱく質のことです。
原材料には「植物性分離タンパク」と表記してあり、植物由来のたんぱく質で構成されているようです。
ただ、消化吸収率が高いことはよいことですが、犬にとって 1 番大切な栄養素は動物性たんぱく質であって、植物性ではありません。
ロイヤルカナンの公式サイトによると、
以前は動物性タンパク質は植物性タンパク質よりも犬や猫が消化吸収しやすく良質と考えられていたが、食品の加工技術が進んだ現在では、植物性タンパク質でも十分に消化吸収が可能となっている。
そのため原材料は、栄養成分を供給するためのあくまで「手段」であり、それが肉由来か植物由来かということは昔ほど重要ではなくなっている。
と書かれていますが、このことについて臨床試験の結果や、論文などで発表された研究結果が掲載されているわけではなく、犬はもともと肉食動物であったということを考えれば、少し信憑性に欠ける気がしてしまいます。
むしろ、超高消化タンパクを開発する技術があるのなら、消化吸収率のよい動物性たんぱく質を開発してくれたほうが、犬にとってはうれしい成分だと思いますね。
また、実際にロイヤルカナンの原材料を見てみると、メインは「米」となっています。
米は、穀類の中でも消化吸収の早い食材なので、米が使われていること自体は特に問題はありませんが、第一原材料に使用している点が、少し残念ですね。
最近は第一原材料に良質な生肉を使用して、人間と同等レベルの動物性たんぱく質を含んだプレミアムフードも続々と販売されているので、それらと比較すると、十分な動物性たんぱく質は摂り入れることができないと予想されます。
まぁ、ロイヤルカナンは療法食をはじめ、ヘルシー志向のドッグフードという印象が強いので、あえて肉類ではなく、米をメインにもってきているのでしょう。
ロイヤルカナンが人気の理由
ロイヤルカナンの特徴を解説しましたが、穀類が主原料で添加物も入っているにも関わらず、かなり人気のあるドッグフードです。
愛犬家なら、ほとんどの人が知っているといっても過言ではない知名度ですが、なぜそれほどまで人気なのでしょうか？
その理由として、もっとも挙げられるのは「種類の豊富さ」です。
冒頭でも書いていますが、ロイヤルカナンは総合栄養食をはじめ、
「犬種別の専用フード」
「ウェットフード」
「成長段階に合わせたフード」
「療法食」
「栄養補完食（パウダー、タブレット）」
など、かなりの種類のドッグフードが販売されています。
特に、犬種別に専用フードが販売されているところがもっとも支持されている理由で、チワワならチワワ用、ダックスフントならダックスフント用など、自分の愛犬に合わせたドッグフードを食べさせられるという点が、飼い主さんにとってはありがたいようです。
現に、ロイヤルカナンのチワワ用とダックスフント用を比較してみると、原材料は「とうもろこし」が入っているか、入っていないかの違いぐらいしか差はありませんが、成分分析値を見ると、きちんと犬種に応じて必要な数値に調整されています。
| 成分値 | チワワ用 | ダックスフント用 |
|---|---|---|
| たんぱく質 | 26.0 ％以上 | 26.0 ％以下 |
| 脂質 | 14.0 ％以上 | 12.0 ％以上 |
| 粗繊維 | 3.1 ％以下 | 3.9 ％以下 |
| 灰分 | 5.5 ％以下 | 7.0 ％以下 |
| 水分 | 10.5 ％以下 | 10.5 ％以下 |
| カロリー（100 g） | 393 kcal | 373 kcal |
チワワ用は、毛ヅヤを美しく保つために脂質が多めに設定されており、ダックスフントは強い足腰を作るために灰分（カルシウムなど）が多めの数値になっていますね。
一般的に市販で売られているドッグフードのシリーズは、犬種別と謳いながらも、中身はどれも一緒という粗悪な商品が多い中で、ロイヤルカナンのドッグフードは、きちんと犬種によって原材料や成分値を調整しているので、信頼度は高いドッグフードといえるでしょう。
ロイヤルカナンドッグフードの口コミ・評判
ロイヤルカナンは、市販ドッグフードとしてスーパーやホームセンターはもちろんのこと、amazon や楽天などの通販サイトでも購入することができます。
特に、amazon や楽天では多くの口コミレビューが書かれており「★ 4.0」とまずまずの評価を獲得しています。
そこで、amazon と楽天のレビューを参考に、ロイヤルカナンドッグフードの良い評判と悪い評判をまとめてみたので紹介したいと思います。
良い口コミ・評判
うちの子は食が細く色んなメーカーを試しました。その中で最終的にいきついたのはこれです。これはしっかり食べてくれます。一度他のに変えてしまったらやっぱり食べなくなったので、今はロイカナ一択です。
amazon
愛犬は食欲旺盛でよく食べます。お通じも柔らかくなくて健康的です。
楽天市場
わんちゃんも喜んで食べています。
匂いも比較的弱く鼻にこないので使いやすいですね
amazon
良い評判で、もっとも多かったのは「ウンチの状態が良くなった」「お通じの調子もいい」という書き込みですね。
前述しているとおり、「高消化性タンパク」が配合されていることで、フードをきちんと消化することができ、便が良い状態になっていると考えられますね。
食いつきに関しても「よく食べてくれる」という書き込みが多かったので、ロイヤルカナンが好きなワンちゃんは多いようです。
悪い口コミ・評判
アレルギーが出てお腹の皮膚が黒くなりました。動物病院に連れていったら、食物アレルギー治療用のフードをくれました。
amazon
何度も注文させて戴いてますが、今回初めて品物の中央に穴が空いていて、それを隠すようにテープで補修してありました。ペットとはいえ生き物が食べる物に対していかがな物かと思います。普通不良品扱いではないでしょうか？
楽天市場
悪い評判については、アレルギーが出たという書き込みと、商品の梱包について触れている飼い主さんがいました。
やはり、グルテンや人工添加物が入っているということで、アレルギーが発症してしまうワンちゃんもいるようですね。
穀類が苦手なワンちゃんや、添加物に敏感な子には与えないほうがよいということですね。
また、商品の梱包については、amazon や楽天で購入する場合、ロイヤルカナンの正規店じゃない可能性もあるため、梱包が雑なショップもあるようです。
もし通販サイトで購入したい人は、きちんと正規店かどうかを確認して注文するのがよいでしょう。
ロイヤルカナンドッグフードの安全性
ロイヤルカナンは知る人ぞ知るドッグフードですが、前評判ほど品質が良いとは思えませんでした。
何よりも、発がん性の危険が疑われている酸化防止剤「BHA」が使用されていて、人工添加物が普通に配合されています。
もちろんロイヤルカナンに含まれている BHA は微量なので、食べ続けても健康で元気に育つワンちゃんもいるとは思います。
しかし、ドッグフードとしての安全性を考えるなら、添加物が使われていないほうがいいに決まっていますし、飼い主からしても安心感が違いますよね。
ロイヤルカナンは療法食として動物病院でも売られているドッグフードですから、特定の病気を改善するために一時的に食べさせるのは問題ないと思いますが、健康維持のために毎日のごはんとして食べさせるにはあまりおすすめできませんね。
また、穀類の中でも特に犬が消化を苦手としているトウモロコシも入っていて、ビートパルプも使用されています。
ロイヤルカナンは種類が豊富なことで人気に火がついたドッグフードですが、スペック的には安全とは言い難いでしょう。
ロイヤルカナンの口コミ
口コミは 1 件です。
ロイヤルカナンの基本情報
| 販売元 | ロイヤルカナン ジャポン合同会社 |
|---|---|
| 容量/価格 | 2kg / 2,880 円（税込） |
| 定期価格 | なし |
| 原産国 | フランス |
| メイン食材 | 米 |
| 原材料 | 米、肉類（鶏、七面鳥）、とうもろこし、動物性脂肪、植物性分離タンパク、加水分解動物性タンパク（鶏、七面鳥）、ビートパルプ、大豆油、植物性繊維、酵母、魚油、フラクトオリゴ糖、アミノ酸類（L-リジン、DL-メチオニン、L-チロシン、タウリン、L-カルニチン）、ポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、ミネラル類（Cl、K、Ca、Na、Mg、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se）、ビタミン類（A、D3、E、コリン、C、パントテン酸カルシウム、B6、ナイアシン、葉酸、B1、B2、ビオチン、B12）、保存料（ソルビン酸カリウム）、酸化防止剤（BHA、没食子酸プロピル） |
| 成分分析値 | たんぱく質19.0%以上、脂質12.0%以上、粗繊維2.9%以下、灰分6.7%以下、水分10.5%以下、食物繊維6.7%、代謝エネルギー378kcal/100g |
| 対応年齢 | 全犬種、成犬用（他年齢対応有） |
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ロイヤルカナンが人気のあるドッグフードなのは認めますが、グルテンは多いし、BHAも入っているので、わたしは食べさせません。
なんで、獣医師も推奨しているのか正直わかりません・・・。